2022.05.11
20-30代エンジニアに聞く、将来のキャリア像
起業するのがいいのか、今の会社で出世を目指すのか、はたまた転職するのかなど、自分のキャリアをどのように組み立ていくべきか、正解がないのでとても悩みますよね。この記事では、20-30代のエンジニアがどのようなキャリアプランを考えているのかを調査し、まとめました。キャリアについて少しでも迷っているという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
その1:出世してお金を稼ぎたい
まず多く挙げられたのが、現在勤めている会社で出世をし、お金を稼ぎたいというコメントです。
現在、プロジェクトリーダーとしてチームを率いています。今後は、マネージャーとして、数チームの面倒を見つつ、100名体制くらいの大きなプロジェクトにも挑戦して、実績を残したいです。ゆくゆくは、部長や取締役になり、たくさん、お金を稼ぐつもりです。
(男性/エンジニア→プロジェクトマネージャー)
今は社内でエンジニアとしての技術をさらに向上させることに集中していますが、今後はプロジェクトマネージャーなどのマネジメントの仕事を視野に入れながら働きたいと思っています。
(男性/プログラマー→エンジニア)
私は今は20代ですが、25歳までは独学でスキルを磨いて、いずれは自分の技術で年収1000万円を狙っています。
(男性/エンジニア→プログラマー)
若いうちは技術を磨き、その上で30代後半からマネジメントする立場として活躍したいという声が多く見られました。
その2:ユーザー・クライアントに貢献したい
2つ目は「とにかくユーザーやクライアントに貢献したい」というコメントです。
あまり中長期的なキャリアのことは考えず、「ユーザーやクライアントのことを考えていくと、自然とスキルも結果も付いてくるはず」という考え方なのかもしれませんね。
口コミをご紹介します。
今30代でインフラ系のエンジニアとして再出発していますが、よりエンドユーザ、クライアントに近い立場のエンジニアとして、お客様の求めることを解決、サポート、貢献していきたいと考えます。そこがビジネスの原点だと思うためです。(男性/プログラマ⇒エンジニア⇒サブリーダー)
現場に外注で出ることが多いため、いずれは転職し、もっとエンドユーザーとの距離が近いプロジェクトであったり超上流工程から取り組めるような仕事をしたい。
(女性/プログラマー→システムエンジニア)
今後は自分の作ったプロダクトが社会のために役立っていると感じられるような仕事をしていきたいと思っています。
(男性/プログラマー)
プロジェクトやその人のポジションによっては、なかなか誰かの役に立っていると感じる機会が少ないこともあるため、もっとユーザーやクライアントに近い立場で仕事をしたいと感じている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
その3:独立したい
今回の調査で一番多く挙がったのが「独立したい」というコメントです。
早速内容を見てみましょう。
生涯コンピュータ等に関わりを持ちたいので、いわゆるIT弱者と呼ばれる、コンピュータを利用する必要があるのに、操作することの出来ない方々の支援を行っていきたい。
(男性/組込みソフトエンジニア→マネージャ→SIエンジニア→マネージャ)
現在フリーランスのエンジニアとして活動しているので、今後はどこかの会社のCTOや自ら起業することを視野に活動していきたいですね。
(男性/プログラマー→システムエンジニア兼プロジェクトマネージャー)
20代は技術に関心がありましたが、30代になってサービスに関心を持つようになりました。同世代の方で起業されている方が多く、20代で学んだ経験を活かして、自分も、何か世の中に影響をあたえることが出来るサービスを作りたいと思っています。
(男性/プログラマー)
私はもう少しこの業界でスキルを磨き、今後当たり前になるであろう、在宅ワーク、そしてパラレルワークをしていくためにまずは自分の技術だけで食べていけるスキル磨きをしています。会社勤めではどうしても年収に限界があります。そのためフリーランスとして年収の幅を広げたいと考えています。
(男性/テスター→プログラマー→エンジニア→チームリーダー)
フリーエンジニアとして.NETないしVBAを用いてベンチャー企業をターゲットに社内ツール開発→提供を行いたい。
(男性/プログラマー兼システムエンジニア)
お金の稼ぎ方は人によって様々ですが、それまでに培ってきた技術や経験を活かして独立をしたいと考えている人が多くいることがうかがえますね。
自分の強みをいかに作るか
今回実施した調査を通じて、みな自分ならではの強みを活かした上でキャリア設計を考えているということです。「非IT会社だとできないことができる」「他のエンジニアできないことができる」など、ニーズの強さと自分のできること、やりたいことをうまく組み合わせることができると、素敵なキャリアを歩むことができそうですね。