2022.09.16

スキルアップのポイント!!

~スキルアップのポイントは「自己評価」。エンジニアとしてさらに成長する~

 今の自分は成長してるか?これから先どうするれば良いか?
自分のやれること、これからの事悩むことが多いですよね。
そんな方に向けて成長するために、いまするべきことを考えてみましょう。

■まずは自分は今何ができるのか一度振り返ろう

 これまでに自分がやってきたことを振り返ってみましょう。
 成功したこと、失敗したこと、自分のスキル、苦手なスキル、何に楽しみを感じたか、何を遠ざけてきたか。
様々な面から徹底的に自分の事を考えてみてください。
 今の自分は何ができて、また何を乗り越えてできるようになったかを考えることで自身の強み、弱み、どうやれば改善できる、どのようなタイミングであればその気になり乗り越えていけるのか、自身の現状を把握することができ、ようやく自身との考える次のステップにたどり着けます。
 30代のSE・プログラマーにおいては、基本的には即戦力レベルの人材が求められます。
それを踏まえた上で、30代になるとこれまでのキャリアを活かし、リーダー、マネージャーとしてのスキルがあるかどうかも求められます。
 20代SE・プログラマーと異なり、自身がどのようなポジションでスキルを培ってきたか、そしてそのスキルの使い方、またその技術を教えられるマネジメント能力がキーになり重要なことは自身で経験をしていることです。
その為、当然のように現状のできる強みを把握する必要があります。

■エンジニアが活躍できるための要素って?

現状を把握したうえで、次の要素で考えてみましょう。

「経験」「技術力」
 例えば、「上流工程の設計から下流工程のプログラミング」までを30代前半までにひととおり経験していると、現場では有利となりますが、仕事の選択肢が増えるので自身で仕事の制御をする必要があります。
 また、20代で開発に携わり、30代でプロジェクトリーダーをやったことがあるなどはポイントとして高くその先のステップも見えやすくなると思います。

「マネジメント」
 20代よりも高い視点で動くことが求められる30代にとって、マネジメントスキルは非常に重要です。
多くのプロジェクトを経験した中でPMなどのプロジェクト全体の管理業務(マネージャー)をしていれば、現場では常に重要視されます。
 大きく分けてこの3つの要素は重要なポイントになりますので、前述した自己分析を当てはめて自分はどの要素が足りていて、どこを強化するのかを考えることが良いと思います。

■具体的に中期目標、キャリアプランを考えてみましょう

 30代前半までエンジニアとして活躍してきた方のキャリアアップの方法は大きく2種類だと考えられます。
 ゼネラリストとして、マネジメントなど幅広く活躍をしていくかスペシャリストとして専門知識を圧倒的に磨いていくのか。
 さらにわかりやすく伝えると、ゼネラリストとして活躍するにはコンサルティング方面から、プロジェクトの管理をしていくマネジメントスキルの強化。スペシャリストととしてなら、圧倒的な技術力をもち専門分野に特化したテクニカルな領域を強化していくか。
 ITは日進月歩、日々新しい情報が出てくるので深堀すればするだけその道は開けます。
 30代前半という年齢であれば、まだまだキャリアをどうするか考え、選択できる状態です。ゼネラリストを目指すのであれば、高い問題解決能力とどこまで業務を遂行しきる能力をつけられるか。単にエンジニアとしての技術力だけではないため、言語化する能力、思いを伝え完遂するメンタルを強化してください。
 スペシャリストであれば、前述したとおり新い技術は常に出てきます。今はAI、フィンテックなど常に高くアンテナを張り、やったことないから必要ないからと考えず新しい技術を取り入れ個人で利用するなどどんどん実践してテクニカルスキルを今以上に伸ばしてください。
 30代はこのプラン選択が非常に重要になってきます。よく考え、それこそ自分の得意なこと、乗り越えたことを踏まえた上で自分にはどちらが向いているのかを節目となる35際前後で決断し、キャリアを伸ばしていくことが良いでしょう。


■【まとめ】

 いかがでしたでしょうか。
 30代とは、今後のキャリア形成を考えるうえで非常に重要でかつ、方向性についての悩みが出てくる世代です。
ここでの選択と中長期のプランを考えることが後の将来をというのは言い過ぎかもしれませんが、今の段階で考えて置くほうが良いと思います。

余談:重要:キャリアプランも重要ですが、ITエンジニアの仕事は分かっていると思いますが、顧客あっての仕事です。
何が言いたいかと言いますと「現場で必要な人間となる」と言うことが最も重要と考えます。「現場で必要な人間になる事」とは、エンジニアの経験を積んでいく中で、顧客又はプロジェクトの考えを理解して仕事を行うと言う事。
そして、顧客の考えを理解すれば仕事をする上で先手が打てるようになり、この行動が信頼に繋がって行くと考えます。また、仕事を行って行く上でミスすることもあると思いますが、大事なのはミスした後のフォローを最後まで行うと言う意識が、必ずエンジニアとして成長させてくれます。
これは、ITエンジニアに限ったことではなく、全ての仕事に通じることと思います。


 キャリアプランから少し外れてしまいましたが、まずは自身の強み、スキルや経験の棚卸を行って下さい。
 改めては把握することで選択がしやすくなります。
 その後、求められている要素を理解し、自身中長期のキャリアプランを考えていくと良いと思います。
 また、今後、AI、DX等、及び量子の技術等、さらなる進化で仕事の内容が大きく変わる可能性がありますので、周りに目を配り、新たな情報に注視していくことが必要ではないでしょうか!!
2022.05.11

SIerで勤務経験のある40代のキャリアパスとは?

SIerで勤務経験のある人たちで現在40歳を迎えた人たちはどんなキャリアを歩んでいるのでしょうか?今回20-30代のSIerでの勤務経験のある方たちに対し、「SIer時代に一緒に働き、現在40代の年上の社員は今どんな仕事をしているのか?」について聞いてみました。40代以降のキャリアについて迷っていたり考えているという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

その1:転職していない

最も多かったのが、このパターンです。実際の口コミをご紹介しましょう。

当時勤めていたSIerでマネージャーや部長など上位職に昇進しています。上位職に昇進することで裁量労働ができる勤務体系で働いています。
(30代男性/システムエンジニア兼プロジェクトマネージャー)

当時勤めていた会社の同じ職場で、引き続き同じ業務をしています。同じ業務とはいえ、顧客から信頼を重ねている証拠でもあり「○○さんがいないと業務が回らない」といった声も聞かれているようです。また、顧客との人間関係の構築も成功しているようです。
(30代男性/開発サブリーダー)

30代前半のときにプライム会社メンバーを超えてリーダーとしてプロジェクトを成功させた人は、昇進して会社として初めてソリューション営業として前衛にたってプロジェクトを取ってくる仕事を任されている。
(30代女性/PMO)

現在、勤めている会社では40代の方は現場で一担当として勤務というよりは、リーダーや課長部長クラスの役職で社員のマネジメントを行なっており、年収は1000万くらいある働き方をしています。(30代男性/チームリーダー)
私の直属の上司だった人は3年目くらいまでは鳴かず飛ばずだったみたいなのですが、現在では年収800万まで伸びているようで、今は部長みたいです。
(20代男性/プログラマー)

東京事業所にてプロジェクトマネージャー→部長を経験した後に福岡事業所へ転勤となり、現在は金融システム開発プロジェクトマネージャとして活躍している。
(30代男性/プログラマー兼システムエンジニア)

その2:別の会社に転職した

同じSIerやベンチャー企業に転職している、という回答も多く見られました。

最近はベンチャー企業もエンジニア採用に苦労しているところが多いため、いい条件(年収や労働環境など)で転職できるケースも増えてきているようです。

SIerでメンバーとして働いていた年上の同僚は、転職して現在は別のSIerで10人程度のプロジェクトをマネジメントしています。いわゆるプレイイングマネージャという立場で、実務も行いつつ、メンバーの面倒もみるという、非常に充実した生活を送っているようです。地元の他の企業より、年収も多いようです。
(30代男性/プロジェクトマネージャー)

SIer時代一緒だった上司はプロジェクトマネージャーまで務めたが、転職しました。いくつかの企業を回ったが、最終的にとあるSIerで、本部長として複数の部門を統括するポジションについています。(20代女性/システムエンジニア)
今現在、Web系(ソーシャルゲーム)関連の会社で働いています。詳しい年収までは分かりませんが、SIer時代よりも貰っているといってました。
(30代男性/プログラマー)

その3:独立

3つ目は「独立」です。フリーランスとして受託をやっている方や、サービスを運営する会社を経営しているという回答が見られました。

元部長も40代でしたが現在は退職し、フリーランスで働いています。その方は今は在宅で仕事をしており、満員電車から解放されたと楽しそうにしています。場所を問わず、好きなカフェを探しながら毎日楽しく仕事をしている姿を見て、今では私の目標でもあります。
(30代男性/チームリーダー)

実力のあるかたは会社を辞めて、独立するか転職でベンチャー企業などへ行くことが多かったです。そのまま残っている方はおおむねプロジェクトマネジャーなど統括部門の仕事を担当しています。
(20代男性/エンジニア)

キャリアに正解、不正解はない

SIerで勤務経験のある40代のキャリアパスについて、アンケートをベースに3つご紹介しました。40代以降のキャリアをどのように歩むかについては、その人がそれまでどんな仕事をしてきて、何ができるのか、によって大きく変わってきます。キャリアに正解はないので、他の人の事例を参考にしつつ、自分にとって最適な選択肢を模索してみることが大切です。

当社シーシーエーではマネジメント層の育成に力を入れております。
もし今後のキャリアの一つにマネジメントやリーダー・PMなどの志向をお持ちの方であれば、キャリア相談も受け付けておりますので何なりとお問い合わせくださいね!
2022.05.11

20-30代エンジニアに聞く、将来のキャリア像

起業するのがいいのか、今の会社で出世を目指すのか、はたまた転職するのかなど、自分のキャリアをどのように組み立ていくべきか、正解がないのでとても悩みますよね。この記事では、20-30代のエンジニアがどのようなキャリアプランを考えているのかを調査し、まとめました。キャリアについて少しでも迷っているという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

その1:出世してお金を稼ぎたい

まず多く挙げられたのが、現在勤めている会社で出世をし、お金を稼ぎたいというコメントです。

現在、プロジェクトリーダーとしてチームを率いています。今後は、マネージャーとして、数チームの面倒を見つつ、100名体制くらいの大きなプロジェクトにも挑戦して、実績を残したいです。ゆくゆくは、部長や取締役になり、たくさん、お金を稼ぐつもりです。
(男性/エンジニア→プロジェクトマネージャー)

今は社内でエンジニアとしての技術をさらに向上させることに集中していますが、今後はプロジェクトマネージャーなどのマネジメントの仕事を視野に入れながら働きたいと思っています。
(男性/プログラマー→エンジニア)

私は今は20代ですが、25歳までは独学でスキルを磨いて、いずれは自分の技術で年収1000万円を狙っています。
(男性/エンジニア→プログラマー)


若いうちは技術を磨き、その上で30代後半からマネジメントする立場として活躍したいという声が多く見られました。

その2:ユーザー・クライアントに貢献したい

2つ目は「とにかくユーザーやクライアントに貢献したい」というコメントです。
あまり中長期的なキャリアのことは考えず、「ユーザーやクライアントのことを考えていくと、自然とスキルも結果も付いてくるはず」という考え方なのかもしれませんね。


口コミをご紹介します。


今30代でインフラ系のエンジニアとして再出発していますが、よりエンドユーザ、クライアントに近い立場のエンジニアとして、お客様の求めることを解決、サポート、貢献していきたいと考えます。そこがビジネスの原点だと思うためです。(男性/プログラマ⇒エンジニア⇒サブリーダー)

現場に外注で出ることが多いため、いずれは転職し、もっとエンドユーザーとの距離が近いプロジェクトであったり超上流工程から取り組めるような仕事をしたい。
(女性/プログラマー→システムエンジニア)

今後は自分の作ったプロダクトが社会のために役立っていると感じられるような仕事をしていきたいと思っています。
(男性/プログラマー)


プロジェクトやその人のポジションによっては、なかなか誰かの役に立っていると感じる機会が少ないこともあるため、もっとユーザーやクライアントに近い立場で仕事をしたいと感じている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

その3:独立したい

今回の調査で一番多く挙がったのが「独立したい」というコメントです。
早速内容を見てみましょう。

生涯コンピュータ等に関わりを持ちたいので、いわゆるIT弱者と呼ばれる、コンピュータを利用する必要があるのに、操作することの出来ない方々の支援を行っていきたい。
(男性/組込みソフトエンジニア→マネージャ→SIエンジニア→マネージャ)

現在フリーランスのエンジニアとして活動しているので、今後はどこかの会社のCTOや自ら起業することを視野に活動していきたいですね。
(男性/プログラマー→システムエンジニア兼プロジェクトマネージャー)

20代は技術に関心がありましたが、30代になってサービスに関心を持つようになりました。同世代の方で起業されている方が多く、20代で学んだ経験を活かして、自分も、何か世の中に影響をあたえることが出来るサービスを作りたいと思っています。
(男性/プログラマー)

私はもう少しこの業界でスキルを磨き、今後当たり前になるであろう、在宅ワーク、そしてパラレルワークをしていくためにまずは自分の技術だけで食べていけるスキル磨きをしています。会社勤めではどうしても年収に限界があります。そのためフリーランスとして年収の幅を広げたいと考えています。
(男性/テスター→プログラマー→エンジニア→チームリーダー)

フリーエンジニアとして.NETないしVBAを用いてベンチャー企業をターゲットに社内ツール開発→提供を行いたい。
(男性/プログラマー兼システムエンジニア)


お金の稼ぎ方は人によって様々ですが、それまでに培ってきた技術や経験を活かして独立をしたいと考えている人が多くいることがうかがえますね。

自分の強みをいかに作るか

今回実施した調査を通じて、みな自分ならではの強みを活かした上でキャリア設計を考えているということです。「非IT会社だとできないことができる」「他のエンジニアできないことができる」など、ニーズの強さと自分のできること、やりたいことをうまく組み合わせることができると、素敵なキャリアを歩むことができそうですね。
2022.01.21

AIの時代!次世代のエンジニアになる為の勉強法とは?

◆AIとは?

AIの正式名称はArtificial Intelligence(略称AI)、人工知能の略になります。
人工知能とは、人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで模倣したソフトウェアやシステム。
具体的には、人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、経験から学習したりするコンピュータプログラムなどのことをいいます。

上述の通り、実は人工知能いうの明確な定義って実は決まっておりません。
理由としては、各々で認識がずれていたりするからなんです。

AIは1950年頃から、話題にはなっておりましたが理解されておらず技術力等の問題により断念されてきました。

・第一次人工知能ブーム
・第ニ次人工知能ブーム
・第三次人工知能ブーム
このように実は何度か話題になりその度に断念されてきました。
今は第三次ブームに当たりますね。
現在「ビッグデータ」と呼ばれて いるような大量のデータを用いることで人工知能(AI)自身が知識を獲得する「機械学習」、
次いで知識を定義する要素を人工知能(AI)が自ら習得するディープラーニング(深層学習や特徴表 現学習とも呼ばれる)が登場したことが、ブームの背景にあります。

◆AIの活躍の場

今の世の中様々な分野でAIが取り入れられてきています。
医療、介護、ショッピング、家電や自動車

例えば、、

●実店舗でもAIが活躍?

人工知能とロボットを組み合わせた接客ロボットが、実店舗で活躍しています。
ロボットはお客さんがやってくると、顔認証をして来店歴がある顧客なのか、常連客なのかを識別します。
常連客の場合、来店回数や、過去に顧客が注文をしたメニューなどの情報をもとに、AIを駆使して顧客に適したサービスを提供します。また同時に、データを分析し、売り上げ向上に役立つ統計情報を得る機能も備え付けられています。
実際に、この機能を導入しているラーメン店では、来店するとロボットが「いらっしゃいませ」と声をかけ、来店客を特定します。
その後顧客の来店回数が3回に達しているとクーポンを出したり、顧客の年代に合わせた食べ方のアドバイスなどをくれます。現在は、ロボット接客を受けたい場合は、事前にアプリから顔登録が必要なようですが、今後この作業の必要性もなくなる位、技術が発展していくかもしれません。

参考

AIがラーメン店で接客。おいしい食べ方の指南も

また、
【課題】
中国・貴州省の省都である貴陽市では、経済成長や都市化の進展により市内中心部の交通渋滞が大きな社会問題となっています。
【解決策】
NTTデータは中国科学院ソフトウエア研究所と共同で、交通管理用のカメラを通じて収集した大規模な交通量データを分析。
渋滞予測・信号制御シミュレーションを行って信号パラメーターを最適化するAIにより、中国貴陽市の観山湖区19交差点の信号機約220機を制御する実証実験を行いました。
渋滞緩和および交差点における交通処理量の改善効果を検証した結果、対象エリアにおける渋滞が平均で7%、最大で26%改善され、交通処理量も平均6.7%改善したことを確認しました。
参考
http://www.nttdata.com/jp/ja/services/sp/ai/004/index.html

◆今後の需要は?

ECやWebメディア、農業、医療などの領域はIotやビックデータが普及し、データが蓄積することでさらなる進化を遂げることになると思います。
画像認識や音声認識などの領域も同様でしょう。
ディープラーニングに関しても、GoogleやFacebook等がソフトウェアのソースコードを公開し世界中のエンジニアが利用できる環境にあります。
その結果、かなりのスピード感で改良、進化を遂げており、例えば記憶機能を持つようなディープラーニングのアルゴリズムが現在注目を集めており、記憶し、考慮した上での論理的な質問回答が研究レベルでは実現しつつあります。
また、自動運転や需要の予測などの環境情報の解釈、理解が課題であった領域でもどんどん実用化されていくことになるでしょう。

成長戦略「未来投資戦略2017」で、政府は『AI』やモノのインターネットであるIoTなどを産業や社会生活に取り入れて様々な社会問題を解決する目標を掲げるなど、『AI』を活用した政策運営に力を入れています。
また、『AI』を活用したものづくりや医療・介護サービスなど、新しく需要が見込まれる分野を想定した地方創生推進交付金の支給対象の拡大も検討されています。
今後もこうした政策的な後押しも受けて、『AI』は私たちの身の回りで一層活躍の場を広げていくと考えられます。

◆学ぶために必要なスキル、言語は?

AIエンジニアは、AIの知識・技術を持つ人が不足していることから、一般的なエンジニアよりもかなり良い待遇で雇用されているようです。
まだ活躍の場は、限られてくることから、ITエンジニアとしての経験を積み、技術力を備えている人が、さらにAIエンジニアに必要なスキルを習得していくことが重要になりそうです。


数学の知識、データベースの運用知識などそもそもAIのエンジニアとしてではなくとも必要な知識も重要で、
例えば・微分積分学 ・線形代数学 ・確率論、統計学についての理解は偏微分が機械学習のパラメーター最適化につかわれたり、統計学を使ってデータ解析を行ったりするために必要です。


データベースの運用知識、MySQLやNoSQLなどのデータベース関係データベース管理システムの知識はデータ解析を行うための必須スキルです!


ただ、やはり機械学習を学ぶ面が新しい分野になるかと思いますが
既にPythonライブラリとして提供されています。
有名なものであれば、・scikit-learn ・genism がよく使われています。
また、深層学習のフレームワークも多くあり、・TensorFlow ・Chainer ・Caffe ・Pytorch  などがあります。


Pythonは現在の機械学習、科学計算の分野で最もシェアを獲得している言語です。
「機械学習をするならPython!」と言ってしまっても、過言ではありません。

◆どんな勉強をしていけばいい?

私もいろいろ調べてみましたが、大枠で言うと以下の勉強が重要になりそうです。
他のプログラミングに比べたら必要な数学的基礎知識が多いですが、

・まずは前述した数学の知識

微分積分学、線形代数学、確率論、統計学を中心にデータ解析などを理解するうえで必要そうです。

・機械学習の基礎知識・機械学習アルゴリズムの知識

ここを把握することが難関になりそうです。
基本的には本で読むか、講師付きの学習を行うか。
ここになるでしょう。

そもそも数学としての知識がないと理解するのも難しいのですが、
「コンピュータにも人のように学習できる能力を与えられたらいいんじゃない?」という発想から、研究が始まり実際にできるようにしたのが機械学習です。
今までプログラムしていた「このような特徴があれば、それは猫だ」というルールを自動で獲得することが機械学習の目的と言えるでしょう

オススメの本
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書) [単行本]
松尾 豊
KADOKAWA/中経出版
2015/3/11

・Pythonの知識

Pythonで実現可能なものは簡単にいうと、・WEBアプリ ・データ解析/分析ツール ・人工知能 です。
Pythonが人工知能の分野で使われる理由として
・Pythonは科学技術計算の分野で発展してきた
・Python自体の汎用性や言語自体の簡潔さが人気を博した
・Pythonが持つ習得しやすさ、生産性の高さ、コードの可読性により多くのひとから支持され
※googleの言語という事からも使われる理由かと思います。

PythonはPearl,PHP,Rubyと同様に動的言語です。 Pythonは教育用言語であるABC言語の影響を受けています。
Pythonは静的で型に厳格なC言語やJava言語と比較すると習得しやすく、教育用言語として子供が最初に学習する言語としてもよく利用されます。

動画での勉強、書籍での勉強様々ありますが、チュートリアルなどでいきなり作っていくのも良いでしょう。



特記:次世代言語Julia
Juliaは将来Python及び上記動的言語にとってかわるAIの言語になりうるか!


Juliaは、マサチューセッツ工科大学で2012年に開発された汎用プログラミング言語である。現在もバージョンアップしており、バージョン1.2が最新である。

近年、人工知能やでーたサイエンス分野で大きな注目を集めている。

juliaの特徴

 ・オプショナルな型宣言、リッチな型システム、動的型付け
 ・多重ディスパッチと呼ばれる、引数の型の組合せに応じて関数の振舞いを定義出来
  る仕組み
 ・just-in-time(JIT)コンパイラとLLVMバックエンドによる高速な実行
 ・Lispのようなマクロやその他のメタプログラミング機能
 ・C等の静的型付け言語に迫る早い実行速度

 簡単に言うと「コードが簡潔で高水準な記述が出来る」「Pythonのように書けて、Cのように動く」です。
 
 以上、近未来に向けた取り組みは既に行っていかなければ、5Gのインフラ整備終了後には凄まじい勢いで発展すると思われるので、準備周到にしておく必要かあるでしょう。
2022.01.21

【口コミから見る】SIerで楽しめる人、面白くないと感じる人

「SIerで働くのって実際のところどうなの?」「やりがいは感じられるの?」と、SIerで働いた経験のない方は当然感じますよね。この記事では実際にSIerで働いてる人から集めた口コミをベースに、SIerでの勤務にやりがいを感じている人と、面白くないと感じている人のそれぞれの意見をまとめました。

SIerで楽しめる人の口コミ


【社会の役に立っているから】

まず多く挙げられたのが「社会やクライアントの役に立てているから」というコメントです。仕事は大変だけど、誰かに感謝されたり、社会に役に立っていると感じられることがやりがいにつながっているようです。


ネットワークインフラそのものに需要があり、地方自治体の広域ネットワークの構築など、社会的にも必要とされている仕事に、一定の貢献感を持つことができた。
(エンジニアリーダー/30代男性)

自分の携わった開発案件が、新聞やテレビで取り上げられていたりするので、とてもやりがいを感じます。家族や知人に誇れる仕事だと思っています。
(エンジニア/20代男性)

実際に開発プロジェクトに入っているときは正直大変だと感じることもありますが、終了後にお客様から感謝された時は、大変だけどやってて良かったと思うことができます。
(プログラマー/20代女性)


【スキルが身につくから】

スキルについても多く挙げられました。ITの世界はとてもスピードが早く、10年同じ仕事を続けていたら、その後食べていくのに苦労すると言われることもあります。
開発言語一つ取ってみても、PHPからrubyやPythonなどの言語に人気がシフトしていますよね。エンジニアにとって、新しいスキルを身につけるというのは欠かせない姿勢であると言えると思います。

実際の口コミをご紹介しましょう。

客先常駐という形で働いているため、常駐先の業務内容によっても変わってきますが、現場によっては様々な知識や技術を吸収できるため、自分のスキルアップ・成長に繋がります。あくまで自分自身の勉強と現場で働きながら覚えていく形になるので努力は必要ですが。。
(プログラマー/30代男性)

いろんな案件に携わることになるので、とても成長できます。事業会社だと異動でもしないと基本的に同じことを繰り返す印象がありますが、SIerだとプレッシャーは大きい反面、様々な案件に携わることができるため、新しく得られる気付きが多いと思います。
(プロジェクトリーダー/30代男性)

サービスのデリバリや納期調整など開発だけでなく、営業的な仕事も含まれるので、エンジニア以外のスキルや人脈も身につくのは、自分のキャリアにとってプラスになると思う。
(開発リーダー/20代男性)

SIerを面白くないと感じている人の口コミ


次はSIerをあまり楽しむことができていない、面白いと感じていない人の口コミをご紹介します。

【残業が多い・ハードだから】

まず挙げられたのが、残業に関するコメントです。SIerは納期が明確に定められていることも多いので、間に合わない可能性が高くなると、どうしても残業を通じて間に合わせようとする傾向があるようです。


仕事の進め方や残業の方針が配属されるチームによって異なるため、配属先によってはノー残業デーの日であっても、残って仕事をしていたりする。やる気によって個人の能力に大幅な差がある。
(システムエンジニア/20代男性)

アサインされるプロジェクトによってはかなりハード。その上、評価されないことが重なったりすると、かなりやる気がなくなる。
(プログラマー/20代女性)

業務過多になり疲弊している方々を非常に多く見ました。それにより、さらにパフォーマンスが発揮できず苦しんでいる方も多かったです。
(開発マネージャー/30代男性)


【スキルが身につかないから】

先ほど、「SIerで楽しめる人の口コミ」のセクションで「スキルが身につくから」という口コミが挙がっていたことを紹介しましたが、その一方で「スキルが身につかないから」という口コミも見られました。

仕事内容や心の持ち方によって、そのように感じる人もいるようです。

今担当している業務は、スキルをあまり必要としない、データセンターでの監視業務などの運用、保守がメインです若手の時であれば、まあそれでもいいかもしれませんが、個人としての成長はほとんど見込めないです。教育もほとんどされません。
(システムエンジニア/30代男性)

SIerは総じて技術力のある人は少ないです。なので、当然エンジニアとしてのスキルの成長にも限りが出てしまいます。そのせいもあってか、回りではどんどん転職している印象です。
(システムエンジニア/20代女性)

まとめ

今回アンケートを集計して感じたのは、SIerで働くことにやりがいを感じるかどうかは、心の持ち方次第な点が大きいということです。もちろん毎日とてつもない量の残業をしていたら、なかなか前向きな気持ちにはなれないと思いますが、今の仕事が成長につながっているか?自分の仕事が社会の役に立っているかどうか?については、仕事への向き合い方次第で、気持ちを180度変えられると思います。
これからSIerで働こうか迷っているという方は、ぜひやりがいを持って日々働いてほしいと願っています。