2022.04.03

口コミから見る、20代・30代のエンジニアに聞く仕事へのやりがいとは?

はじめに

社会のIT化が進む中、その中心を担うエンジニアの存在感は、日に日に増してきています。ただIT業界は、ブラックな企業が多い。そんなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?確かに、エンジニアは忙しい職業です。しかし、それと同時に、やりがいのある職業でもあります。この記事では、20代・30代のエンジニアに聞く仕事のやりがいについて、生の口コミをお届けしながら、紹介していきます。

やりがい1:技術やスキルが身につく

客先常駐という形で働いているため、案件先の仕事内容によりますが、働く現場によっては様々な知識やスキルを身に着けることができるため、自分の成長に繋がります。ただあくまで自分自身で知識を増やすなど努力は必要ですが、現場で結果や成果を出せれば社内表彰等で頑張りを評価して貰えます。
[20代男性 サーバ運用・保守]

周りの人から技術を吸収できる環境があり、成長できる点をやりがいと感じます。またそれだけでなく、同じチームメンバーも仲が良く、他の部署同士の連携も盛んに行われていています。毎日が勉強となっていて、忙しく楽しい毎日です。
[20代男性 ネットワーク運用・保守]

今の仕事におけるやりがい、面白みは、様々なスキルが身に着くことです。もちろん今までの経験は考慮して案件に派遣されることになるが、それまで未経験だった言語でも積極的に派遣されるので、成長できる。ただ当たり前ではあるが、その分本人の努力は欠かせない。
[20代男性 プログラマ (汎用機)]

エンジニアは、新しい技術やスキルを学ぶことに貪欲です。知的好奇心が旺盛で、勉強熱心な方が多いです。そのため、仕事がハードだとしても、技術やスキルを身につけることができるのなら、モチベーションを高く保つことができます。さらに、技術やスキルがあれば、キャリアアップをはかることも可能になるため、技術やスキルが学べるかどうかは、エンジニアにとって、生命線になります。

やりがい2:規模・責任がある仕事を任せられた時

どのような案件でも聞いたことのあるような会社の、大規模なシステム開発に関するものが多く、リリースされれば多くの人の役に立つものばかりなので、やりやりがいを感じる
[20代男性 システム開発(オープン・WEB系)関連職]

大規模~小規模までの多くのプロジェクトに関わる機会があるが、案件によっては自分が日本の根幹を担っているような大規模システムの有識者になることもあり、そういった仕事に就いた時は大きな使命感とやりがいを感じることができる。
[20代男性 プロジェクトマネージャ(汎用機)]

部署や参加する開発案件によるので一概には言えないが、新聞に出るような社会的な影響の大きいプロジェクトに参画できるのは楽しい。末端ではあったが、そのようなプロジェクトを作る一員になれていることは、それだけでやりがいとなっている。
[20代男性 アプリケーション設計(オープン系・WEB系)]

エンジニアは、大規模のシステム開発に携わる機会も多いです。そのような時、自分の仕事が、社会に大きなインパクトを生みだしているという実感を持つことができます。このことは、非常に大きなやりがいになるのでしょう。また、責任のある立場を任せられることで、仕事に対する姿勢も積極的になります。

やりがい3:自分の裁量で仕事を進められるところ

私が所属していた部署では、多くの社員が、1つの仕事に長く就く傾向があったので、その部署で技術力をつけて成長していくことで、得られる信頼も大きくなり、自分のペースで仕事を回していくことができる。慣れれば仕事の仕方や、お客様とのコミュニケーションの取り方も分かってくるので、早く仕事を終わらせたりも出来るようになり、過去の自分からどれだけ成長出来ているかを実感できるのはやりがいに繋がっている。
[20代男性 その他のシステム・ソフトフェア関連職]

悪くいえば丸投げという表現になるかもしれないが、若いうちからどんどん仕事を任せてくれる感が強く、ある程度自分の考えを持って働くことができる人にやりがいを感じやすい環境。業務内容としては、エンジニアとして提案から実装までできる、何でも取り扱えるため自由度は高い。自分で考えて物事を進めていける、作っていける点は非常にやりがいを感じる。
[20代男性 サーバ設計・構築]

IT業界は近年、急速に需要が増してきており、エンジニアの供給が足りないといわれています。つまり、エンジニアの人材不足が起こっているのです。そのような背景もあり、企業によっては、非常に早い段階から、大きな裁量をエンジニアにもたせるところも多いです。裁量が大きいことは、プレッシャーにもなりますが、自分で仕事をコントロールしている実感を持つことができ、やりがいにつながっているようです。

やりがい4:クライアントに喜んでもらえた時

今の仕事における1番のやりがいは、常駐先のクライアントに「ありがとう」と言っていただけることです。お客様の必要としていることや疑問点を解消することができたとき、喜びを感じます。またクレームなどを解決できたときは自信に繋がります。人と人のコミュニケーションに大切な聴くこと、伝えることの基本を学ぶことができるお仕事だと思います。
[20代女性 テクニカルサポート]

今担当しているシステムにおいて、企画から運用まで一連の業務をリーダーとして、パートナ企業メンバーと協力してプロジェクトをやり遂げ、自分のつたないディレクションでも、スタッフの人たちに逆に感謝の言葉を言っていただいたときは、涙が出るほどうれしく、大きなやりがいを感じました。
[30代男性 社内SE]

顧客企業からの「ありがとう」や「助かりました」という感謝の言葉が日々のモチベーションになっています。担当している仕事を期限までに納品するのが仕事ではあるが、お客様のご要望にプラスしたサービスを提供するというアウトソーサーの心構えを持って日々業務に当たっています。そのため、お褒めのお言葉をいただけると仕事を頑張ろうと思うことはできる。
[20代女性 ネットワーク運用・保守]

これは、エンジニアとしての勤務経験のない方でもイメージが湧きやすいかと思います。ITプロジェクトは、長期間にわたる案件も多く、仕事をしている時は、果たしてシステムを完成させることができるのか、不安になる時もあります。また場合によっては、クライアントとの仲に亀裂が入ってしまうこともあります。しかし、そういった障害も乗り越えて、プロジェクトが成功、最終的に、クライアントに感謝された時の喜びは、何にもまさるやりがいになるでしょう。

やりがい5:納品した時に達成感を感じる

自分で開発したプログラムが実際にシステムの一部として稼働し、クライアントが実際に利用するシチュエーションを近くで感じることができ、達成感ややりがいを感じることができました。
[30代男性 プログラマ(オープン系・WEB系)]

ITシステムを作るというのは、設計、開発、テストという工程を時には1年という長い期間をかけて行なっていきます。その間のシステムが出来上がっていくという過程を自分の作業を通して体感することができます。最初はどうにも動かなかったシステムがテストを通して、きちんと動作するようになったときは面白いと感じました。システムを作るには多くの困難があるのでシステムがリリースしたときには心地よい達成感があります。
[20代男性 プログラマ(オープン系・WEB系)]

仕事でやりがいを感じたのは、大手の有名企業の基幹システム再構築プロジェクトに携わったときですね。システムの規模が大きく、数年がかりでプロジェクトを完遂したときはとても達成感がありました。
[20代 男性 サーバ運用・保守]

やはり、自分の作ったシステムが無事、納品。稼働し始めた時は、筆舌し難い達成感を感じるのでしょう。プロジェクトに多くの時間と労力を投入していればいるほど、その気持ちも大きいのだと思います。例えるなら、始めは、歩くのもままならなかった子供が、ぐんぐん成長して、自分の元から巣立っていく姿を見守るような心境なのではないでしょうか。

最後に

本記事では、20代・30代のエンジニアに聞くやりがいを5つ紹介してきました。どのやりがいも、エンジニアという職業を続けていく上で、とても重要なモノであったと思います。もし、これからエンジニアを志望する方がいれば、この記事で述べたやりがいを、ぜひとも参考にしてみてくださいね。